【修繕の豆知識】浴室鏡のウロコ取り、まずは強くこするより洗剤の性質を利用しよう!
梅雨も終わり、夏が過ぎ、秋雨の時期に入りました。
猛暑による気力落ちから回復し、室内の掃除に目が向き始め、お風呂の段階になりました。
今の今まで、浴室の掃除というと筆者はカビと排水口のみに目が行っていました。そして、今更ながらに気づいたのです。鏡、汚くね?
鏡に猫が映っているのはわかりますか? 私には真っ黒クロスケしか見えません。
どうして、どうしてこうなった!?
……それというのも、ひとえに私の視力が非常に弱いため、30年以上浴室に鏡があっても、それを一度として利用したことがないことに起因しています。
とはいえ、一度気になったものは一生気になります。
この段階に至れば、もはや浴室の鏡に施されている初期撥水コーティングなど知ったものか!!! ということで徹底抗戦の構えで臨むことにしました。
とはいえ、鏡の表面傷はさらなる汚れの元になりかねないので、やすりや研磨剤は極力使わない方向で進行していきます。鏡についているのは水垢(ミネラル)・皮脂・洗剤汚れ・カビなど多種多様です。
まずできるだけ安価に、ということで百円均一のクエン酸洗剤を使用することにします。この洗剤はミネラルを溶かすクエン酸に加え、電解水(種類により作用が異なりますが酸性洗剤に混合されているので、この製品の場合は酸性電解水であるはずです)を含んでいるので除菌効果も期待できます(とはいえ百円均一の電解水の濃度は業務用とは比べ物にならないほど薄いのですが)。
電解水の性質上、非常に短い時間での化学反応で終わってしまいますので、数分以内に噴霧→浸透→タオルで拭き取り(歯ブラシも使用)→噴霧……を何度か繰り返します。
結果、映っているものの判別がつくようになりました。
よくよく見るとすべてのウロコがとれた感じはありませんでした。が、コンセプト上、今回は深追いはしません。
次に皮脂/洗剤汚れをよりよく落とすため、ボディーソープを満遍なく塗り水洗しました。その後、洗浄の仕上げにメリハリを生むために界面活性剤入の食器用洗剤を使い、また流して拭き取った結果がこちらです。より全体がハッキリと映るようになっています。
かけてあるタオルもバッチリ映っていますね。ここまで映ればまぁアリでしょう。最後にガラスコーティングを行い、終了です。
そもそも、浴室の鏡のウロコはとても落ちにくいです。過去に汚れのひどい1.2㎡程度の鏡をやすりや研磨剤等で磨いた際は2時間ほどかかりました。今回の戸建てユニットバスの鏡の行程は1時間弱でした。
賃貸物件向けの小型の鏡は意外にも安価(数千円)なので、合うサイズのものを購入して交換したほうがかんたんキレイで長持ち! しかも落とすための洗剤ややすり分まで浮いてむしろ得! という場合もままあります。
割れ物なので、もしご自身で挑戦される際はお怪我にはお気をつけを!><
ご自身での交換に自信がない方はもちろん弊社にご連絡をお願いたします!
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