4年で66頭乳牛を襲撃したOSO18 駆除される
4年で66頭乳牛を襲撃したOSO18 駆除される
10月15日(日)21時から、NHKスペシャルでOSO18の特番があったそうです。
うっかり見逃してしまいました。熊の話しをしていて教えてもらい、前田さんは当然見ているのかと?言われてしまいました。早速、見ました。
年は9歳6ヶ月だったそうです。身長2m10cm、体重350kg。
7月30日釧路町内でOSO18確認、駆除されたが、当初はOSO18と識別されなかったとの事です。痩せていて、弱々しかったそうです。後日DNAでわかったと。よって、通常通りに、熊解体業者へ運び、解体され、全国各地のお店へ売られたそうです。お値段は30万円。
当時、深刻な被害だったので、OSO18対策として、北海道庁は特別対策班13名を組織して捕獲にあたってもらったそうです。いずれも道内のハンターの名手ぞろいだそうです。プロ中のプロ集団でも見つける事ができなかったそうです。忍者熊とも言われていました。人間にはかなり警戒心が強かったそうです。
そこで、OSO18の解体した骨を探し、番組が専門家に調査依頼したそうです。
そこから分かった事は、年齢と、この個体の食生活だそうです。
何とOSO18は、4歳から肉しか食べてない事が分かったそうです。
骨で何を食べたかわかるそうです、凄いですね。
本来熊は、祖先は肉食でしたが、自然界で子孫繁栄させ、生き抜く為に、長い年月をかけて、雑食性(植物の芽、実、果実、ドングリ、ブナ、草花)に進化してきたと言われています。その熊が、肉食とはあり得ないと専門家が言っていました。
そうなると、何を食べてきたか? 4歳から、5年5ヶ月間は、エゾシカと乳牛だと言う事もわかったそうです。
エゾシカは、北海道では、令和4年時で約72万頭棲息しているそうです。寿命は約20年、自然放置だと5年で倍増するほど繁殖能力は凄いそうです。そうなると、農作物への被害がかなり深刻になるそうです。が今現在も深刻で、毎年約13万頭駆除しているそうですが、エゾシカが増えると、農作物の被害の他に、木の皮を剝いてしまうらしく、木が枯れてしまい、ヒグマの食べ物の実のなる木が減る事になり、負の連鎖になってしまうとの事です。
農作物の被害、エゾシカ約40億円、カラス約2億7千万円、ヒグマ約2億5千万円だそうです。エゾシカの天敵だったエゾオオカミが絶滅して約118年、異常気象と、生態系の変化が現在顕著にでてきている感じがしました。
話しは戻りますが、OSO18の食歴は、エゾシカ50%、乳牛50%だったそうです。なぜ、エゾシカは足が速くて、ヒグマは捕らえられないのでは?
実は、駆除したエゾシカをそのまま放置していて、その肉を食べるようになったと推測したようです。
食料不足で、ヒグマが肉食化になったら、人間も食べるようになると思います。
恐ろしい将来が頭をよぎりました。
また、今後約12000頭いるヒグマが更に増え、山に食料がなくなり、約72万頭いるエゾシカも更に増え、現在の懸念通りに食料の奪い合いになれば、彼ら山神様、ヒグマ達が、食物連鎖の頂点として、肉食化になってしまったら・・・エゾシカから人間へと・・・
前田の専門分野相続で考えるなら、私達の次世代、子供達に大変な負の遺産を残す形になってしまいます。今考えないと取り返しがつかなくなってしまう気がします。
私達人間が、現在、彼ら山神様、ヒグマ達を肉食化へ追い込んでしまっているのか?
とその様にも思いました。
NHKスペシャルOSO18を視て思い考えました。
素人の私でも、だから?、真剣に考えていくと課題ばかり出てきて収拾がつきません、解決策がまったく浮かびません。
自分がやってる仕事に置き換えて考えてみると、尚更です、真剣に考えて、真剣に考えてみる、そこから、疑問、課題が沢山出てくる、それを解決して行き、より良い仕事の仕組みを作っていく事、と思いました。
なかなか、人間と熊の共存共栄は難しいテーマです。ただ、一つだけ間違いなく言える事は、次世代に負の遺産を遺したらいけない。
長々お読み頂きありがとうございます。真剣に考えると疑問が尽きないですね。
東松山・比企 相続投資サポートセンターの前田でした。
